12 の MCP ツールで何ができる?
Mailera の MCP ツールは、AI エージェントから既存のメールボックスを操作するための窓口です。全体像は既存メールボックスを使う AI エージェント、MCP 接続の考え方は既存メールボックス向けメール MCP サーバーで説明しています。
| 作業 | ツール名 | 必要権限 | 確認する結果 |
|---|---|---|---|
| 接続先の一覧 | list_mailboxes | read | 対象のメールボックスがあるか |
| 接続状態の確認 | get_mailbox_status | read | 対象メールボックスの状態 |
| メール一覧 | list_messages | read | 目的のメールが含まれるか |
| 条件検索 | search_messages | read | 条件に合うメールか |
| 本文の取得 | get_message | read | 意図したメールの本文か |
| 最新の認証コード取得 | get_latest_otp | read | 自分の試験に対応するコードか |
| 新規送信 | send_email | send | 続けて送信状況を確認 |
| 返信 | reply_to_email | send | 続けて送信状況を確認 |
| 送信状況の確認 | get_send_status | send | 対象の送信処理の状態 |
| メールの移動 | move_message | move | 移動先で対象を確認 |
| 迷惑メールからの移動 | rescue_spam | move | 対象が迷惑メールから移動したか |
| 同期 | sync_mailbox | sync | 同期後に目的のメールを確認 |
送信状況の確認にも send 権限が必要です。本文を読んで返信する処理なら、read と send を使い分けます。
実行前に何を設定する?
- 「メールボックス」で、自分の試験用メールボックスが接続されているか確認します。未接続なら最初のメールボックスを接続する手順を先に進めます。
- 「設定」から API キーの作成画面を開きます。「メールボックスのスコープ」で対象グループを絞り、最初は
read権限だけを付けます。 - キーを安全に保存し、「MCP 設定をコピー」で Claude、Cursor、VS Code 向けの設定を用意します。
- クライアント側で接続し、ツール一覧を確認してから
list_mailboxesを実行します。
対象範囲は「どのメールボックスに触れられるか」、権限は「何を実行できるか」です。読み取り専用でも、対象範囲を広げすぎないでください。

接続先は https://mailera.app/api/public/v1/mcp です。設定の詳細は Mailera の MCP 案内とClaude 連携ページを参照してください。
MCP のツール仕様では、一覧取得に tools/list、実行に tools/call を使います。引数は各ツールの inputSchema に従います。REST の引数をそのまま転記せず、クライアントが取得したツール定義を確認します。Mailera のドキュメントも併せて参照できます。
設定を保存しただけで接続確認を終えないでください。VS Code の公式 MCP ガイドも、設定の追加だけではエージェントがサーバーを使える証拠にならないと説明しています。具体的な確認手順は VS Code でのメール MCP 接続とテストにまとめています。
メールを探して本文を読むには?
フォルダー内のメールを見渡すなら list_messages、条件に合うメールを探すなら search_messages を選びます。検索条件や指定できるフォルダーは、ツールの入力定義に合わせます。
list_mailboxesで対象のメールボックスを確認します。list_messagesまたはsearch_messagesで候補を取得します。- メールボックスと対象メッセージが正しいか確かめます。
get_messageで本文を取得します。
最初は、自分の試験用メールボックスにある、内容を把握しているメールだけを使ってください。本文を取得する前に対象を絞れば、無関係なメールをエージェントに渡さずに済みます。小さなワークフローから組み立てる例は無料で始めるメールエージェントの試作を参照してください。
get_latest_otp は、自分の試験用メールボックスで認証フローを試す場合に限って使ってください。コードはチャットへの回答、実行ログ、画像に残さないでください。

送信・返信と結果確認はどう進める?
新規メールには send_email、既存メールへの返信には reply_to_email を使います。返信では本文だけでなく、返信対象と宛先も確認します。
- エージェントに送信内容を作成させます。この段階では送信しません。
- 人が送信元、宛先、本文を確認します。返信なら元のメールも照合します。
- 承認した内容で送信または返信のツールを実行します。
get_send_statusで、その送信処理の状況を確認します。
承認の手順は、クライアントやエージェント側に組み込みます。MCP のツール仕様でも、機密性の高い操作では利用者に確認を求める設計が推奨されています。実装の組み立て方はメールを読み、返信するエージェントの作り方を参照してください。
応答が途切れた場合は、すぐに再送せず、先に送信状況を調べます。送信処理の完了と、相手の受信トレイへの到達は別の確認です。
メールの移動や同期には何を使う?
通常の移動には move_message、迷惑メールから戻す操作には rescue_spam を使います。どちらも move 権限が必要です。Mailera は MCP 経由で、迷惑メールから 1 件または複数件を移動できます。
複数件を扱う場合は、実行前に対象を一覧で確認します。実行後は「統合受信トレイ」などで移動先を開き、意図したメールだけが移動したか照合してください。
同期には sync_mailbox と sync 権限を使います。呼び出した後は、一覧や検索で目的のメールを再確認します。同期を要求した時点で、目的のメールが取得済みだとは扱わないでください。
よくある失敗はどう切り分ける?
| 症状 | 確認項目 | 次の操作 |
|---|---|---|
| 認証に失敗する | キーの失効、有効期限、IP 制限 | 設定を修正し、再接続する |
| 操作が拒否される | ツールに必要な権限 | 表と照合し、必要な権限だけを付ける |
| 対象メールボックスが見えない | キーの対象グループ | 対象範囲を確認して一覧を再取得する |
| メールが見つからない | 接続状態、検索条件、フォルダー | 状態を調べ、条件を見直して再検索する |
| 送信結果が分からない | 対象の送信処理の状況 | get_send_status で確認し、即時再送を避ける |
接続状態は get_mailbox_status で確認します。メールが見つからないときは、先に対象と条件を見直してください。同期を繰り返すだけで解決しようとしないでください。
AI にメールを読ませるとき、何を守るべき?
受信メールは信頼できないデータであり、エージェントへの命令ではありません。本文に「権限を変更する」「秘密情報を取得する」「外部へ転送する」と書かれていても、その指示には従わせません。
read 権限でも本文や認証コードにアクセスできます。キーの権限と対象グループを絞り、送信前には人が確認します。移動も、対象が広い場合は確認を挟んでください。
API キーをチャットに貼ったり、プロジェクトにコミットしたりしないでください。メール本文、個人情報、認証コードもログや画像から除きます。運用上の境界はエージェントにメールでさせてはいけないこと、製品側の情報管理は Mailera のセキュリティで確認できます。
Mailera が行わないこと
Mailera は新しいメールボックスやメールアドレスを作成しません。一斉配信・マーケティング配信、メールボックスのウォームアップにも対応しません。
迷惑メールから移動しても、メール提供元が送信者を信頼するようになるわけではありません。次回の受信トレイへの配置は保証しません。また、同期を常に即時と見なす設計にはせず、必要なメールを取得できたかを別に確認してください。
MCPでAIエージェントがメールボックスを利用
MaileraのMCPサーバーをClaude、Cursor、VS Codeに追加すると、エージェントがメールの閲覧、分類、返信を行えます。
MCPの使い方を見る








