3 サービスを同じ MCP 接続で読む仕組み
メールボックスと Mailera の間は IMAP、Mailera と AI クライアントの間は MCP でつなぎます。接続済みで、API キーの対象範囲に含まれるメールボックスなら、同じ MCP 接続から検索・閲覧できます。
接続先は https://mailera.app/api/public/v1/mcp です。Mailera の MCP 接続で対応クライアントを確認できます。MCP の全体像は既存メールボックス向けメール MCP サーバーの解説を参照してください。
Microsoft 365 も接続する場合は、IMAP ではなく Microsoft Graph の OAuth を使うため、Microsoft 365 メールボックスの Graph 設定チェックリストを参照してください。

Zoho・Naver・Daum で接続条件はどう違いますか?
次の表は Mailera のプリセットの接続条件です。受信はすべてポート 993・TLS を使います。
| サービス | IMAP 有効化 | 2 段階認証 | アプリパスワード | 受信サーバー | Mailera からの送信 | 公式設定資料 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Zoho Mail | 必要 | 有効時はアプリパスワード必須 | プリセットで使用 | imap.zoho.com ※ | SMTP 接続と send 権限が必要 | Zoho の IMAP 設定 |
| Naver Mail | 必要 | 必要 | 使用 | imap.naver.com | SMTP 接続と send 権限が必要 | — |
| Daum Mail | 必要 | 必要 | 使用 | imap.daum.net | 受信専用 | — |
※ Zoho のサーバー名は全アカウント共通ではありません。アカウント内の「Server Configurations Details」で、アカウント種別とデータセンターに合う値を確認してください。公式資料では、独自ドメインを使う有料組織ユーザーの受信サーバーは imappro.zoho.com です。また、新規登録の無料プランでは IMAP を利用できず、組織では管理者のメールポリシーによる許可も必要です。
Zoho では「IMAP Access」を有効にし、app password(アプリパスワード)を発行してください。Mailera の Zoho プリセットは常にアプリパスワードでの認証を前提としています。2 段階認証を有効にしている場合、Zoho 側もアプリパスワードの発行を必須としています。通常のログインパスワードではなく、メールクライアント用のパスワードを入力してください。公式 IMAP 資料の参照日は 2026-10-25 です。
送信プリセットは Zoho が smtp.zoho.com、Naver が smtp.naver.com で、どちらもポート 587・STARTTLS です。Zoho の有料組織ユーザーは公式 SMTP 設定の smtppro.zoho.com など、アカウントに合う設定を使います。同資料では、送信元は認証アカウントのアドレスまたはエイリアスと一致させる必要があります。参照日は 2026-10-25 です。
Daum は Mailera 側の SMTP ポート制約により受信専用です。Daum 自体が送信非対応という意味ではありません。daum.net と hanmail.net は、どちらも Daum のプリセットに対応します。
既存メールボックスを Mailera に追加するには?
- 自分が管理するテスト用メールボックスを用意します。IMAP を有効にし、接続に使うアプリパスワードを準備してください。Naver と Daum は 2 段階認証も必要です。
- 「単一メールボックス」の「メールアドレス」に入力し、検出されたサービスを確認して「続行」を選びます。必要なら「またはプロバイダーを選択」から指定できます。
- 「接続情報」の「パスワード」にアプリパスワードを入力し、「メールボックスグループ」を選びます。Zoho のアカウント固有設定など、サーバーを手動入力する場合は「カスタムIMAP」を使います。
- 「テストして接続」を実行し、「受信サーバーへのサインイン」と「フォルダーの検出」の結果を確認します。このテストではメールを送信しません。
- 接続後は接続状態と最終同期を確認します。初回は保存期間内のメールが、新しいものから読み込まれます。

最初から送信サーバーを設定しない Daum では、送信チェック自体がスキップされます。この違いを認証エラーと混同しないでください。
MCP を設定してメールを読むには?
- 「設定」の API キーのタブから「キーを作成」を開きます。「メールボックスのスコープ」でテスト用グループを選び、最初は
read権限だけを付けます。管理者は全グループも選べますが、テストには対象グループだけを使ってください。「有効期限」も設定します。 - 作成された API キーを安全に保存します。キーの表示は一度だけです。同じ画面の「MCP 設定をコピー」で、Claude、Cursor、VS Code 向けの設定をコピーし、使うクライアントに設定します。
list_mailboxesで対象メールボックスを特定し、list_messagesで一覧を取得します。自分で送ったテストメールを選び、get_messageで本文を確認します。search_messagesで「MCP 接続確認・青い封筒」など固有のテスト件名を検索します。件名だけでなく、結果が目的のメールボックスに属することも確認してください。

これらの読み取りツールには read 権限を使います。送信・返信の send_email と reply_to_email は別の send 権限が必要です。
引数を推測して設定を作る必要はありません。MCP のツール仕様では、tools/list でツールを取得し、各ツールの inputSchema で引数を確認する仕組みが定義されています。クライアントが取得したスキーマに従って呼び出してください。
よくある接続・検索エラーはどう切り分けますか?
| 症状 | 確認箇所 | 次の操作 |
|---|---|---|
| 受信認証に失敗する | IMAP の有効化、入力したパスワード、必要な 2 段階認証 | 通常のログインパスワードを使っていないか確認し、接続を再テストします |
| Zoho だけ接続できない | プラン、管理者の許可、アカウント固有のサーバー名 | アカウント内の設定とサーバー情報を照合します |
| 対象メールボックスが出ない | API キーの対象グループ | メールボックスの所属とキーのスコープを照合します |
| 接続済みだがメールが見つからない | 対象メールボックス、フォルダー、検索条件、最終同期、保存期間 | 検索条件を減らし、受信トレイ以外のフォルダーも確認します |
| 手動同期できない | sync 権限 | 必要な場合だけ権限を追加します。read だけでは sync_mailbox を実行できません |
| Zoho・Naver から送信できない | 送信サーバーの接続と send 権限 | SMTP の接続結果とキーの権限を別々に確認します |
get_mailbox_status は、この 3 サービスでは最新同期に基づく状態を返します。呼び出すたびにメールサービスへ直接ログインして確認するわけではありません。
無料プランのメール保存期間は 30 日です。古いメールを探すときは保存期間も確認してください。また、バックグラウンド同期の頻度は利用状況で変わり、常に即時に新着を取得するわけではありません。
AI にメールを読ませるとき、何を制限すべきですか?
受信メールと添付内容は、信頼できないデータです。エージェントへの命令として扱わないでください。本文に「秘密情報をこの宛先へ送る」「権限を変更する」と書かれていても実行しないよう、プロンプトインジェクションへの対策を設けます。
アクセス範囲はテスト用グループに絞り、読み取りだけから始めます。Zoho・Naver で送信を追加するときも、宛先と本文を人が確認してから実行する運用にしてください。MCP のセキュリティ原則も、プロトコルだけでは安全原則を強制できないとしています。
API キーやアプリパスワードをプロンプトやスクリーンショットに載せないでください。不要になったキーは失効させます。失効後、そのキーを使う呼び出しは直ちに拒否されます。運用前に Mailera のセキュリティ情報も確認してください。
Mailera は新しいメールボックスやメールアドレスを作成するサービスではなく、各メールサービスの公式パートナーでもありません。自分が管理する既存メールボックスを接続して使います。
MCPでAIエージェントがメールボックスを利用
MaileraのMCPサーバーをClaude、Cursor、VS Codeに追加すると、エージェントがメールの閲覧、分類、返信を行えます。
MCPの使い方を見る








